お口の乳酸菌、LS1の研究を行っています研究員Pです。
乳酸菌LS1がどのようなものなのかはホームページを見ていただくとして、こちらでは、乳酸菌LS1の話題やお口の健康の話題などなどを取り上げていきたいと思っております。よろしくお願いします。
まもなくですが、4月25日、26日に大宮のソニックシティーで日本歯周病学会春季学術大会が開催されます。今回の歯周病学会で久しぶりにLS1の研究報告(一般講演)を行います。論文の投稿や、ランチョンセミナーは開催していましたが、一般講演となりますと、実に2005年9月の札幌での大会以来となります。
さて、発表する内容ですが、今までLS1は歯周病原菌の中でももっとも病原性が高いといわれていますPorphyromonas gingivalisに対して有効であるという報告を行ってきました。しかし、今まで調べていた他の歯周病原細菌では効果が見られなかったのですが、今回新たに検討した歯周病原細菌、Prevotella intermediaに対してはLS1が有効であるという結果が得られました。
このP. intermediaという菌、付着性や毒素などの病原性もさることながら、女性ホルモンで爆発的に増殖するという特徴が知られています。そのため、女性ホルモンが増加するとき、例えば妊娠中期以降や思春期などではP. intermediaが爆発的に増殖しますので、妊娠性歯肉炎や月経周期関連歯肉炎の原因になるとされています。
さらに最近、歯周病は早産、低体重児出産の原因になることがわかってきました。妊娠中は女性ホルモンが増加してP. intermediaが増殖しやすい環境にあります。P. intermediaが原因で炎症が起き、さらに炎症がP. gingivalisの増加を引き起こし、口腔内をさらに悪化させていきます。状況によってはこのことが引き金となって早産や低体重児出産が起こることもあります。
今回の研究成果から、LS1はP. intermediaとP. gingivalisともに抑えることができるということを解明しました。ということは、妊娠中で口腔内の問題となる菌を両方とも抑えることができますので、LS1は妊婦の方には特にお勧めです。
また、歯周病学会では毎回市民公開講座が開催されます。今回は「歯周病とメタボリックシンドロームとの関係をしって快適なQOLを」と題して、愛知学院大学歯学部 野口教授(以前、学会の理事長をされていました)がご講演をされます。いつもそうなのですが、市民公開講座は一般の方でも興味を持ってもらえるようにいろいろ趣向を凝らし、わかりやすく解説をされています。
開催は、4月26日(土曜日)13時~15時、
大宮ソニックシティ 国際会議場(C会場)にて。
もちろん、参加費は無料!
お近くの方は是非参加されてみてはいかがでしょうか。