本研究は、乳酸菌LS1が歯と歯茎の間にできるプラーク中の歯周病の原因菌であるPrevotella intermedia に対する抑制効果についての研究です。Prevotella intermedia は、人間の女性ホルモンによって発育が促進され、妊娠性歯肉炎や月経周期関連歯肉炎の原因とされている歯周病の原因菌です。
被験者に対し、乳酸菌LS1を含んだタブレット、または、含んでないものを、12週間服用してもらい、服用前、服用開始4、12週後、服用中止4週後に歯と歯茎の間にできるプラークを採取し、Prevotella intermedia 菌数を測定しました。
その結果、乳酸菌LS1を含んだタブレットを服用している被験者では、歯と歯茎の間にできるプラーク中のPrevotella intermedia 菌数は服用前と比較して有意に減少しました。
以前の研究で、乳酸菌LS1の服用によりPorphyromonas gingivalis(Pg菌)菌数が減少したことから、乳酸菌LS1は歯と歯茎の間にできるプラーク中のPg菌に加え、Prevotella intermedia においても抑制効果があるが示唆されました。これらの歯周病原性の高い細菌を抑制することは、歯周病に対するリスクを減少させるものであり、LS1の継続的な服用により歯周病予防効果が期待できるものと考えられます。