乳酸菌LS1の有効性データII(歯周ポケット中のプラーク試験)
乳酸菌LS1の効果をヒトの
歯周ポケット中のプラーク
(歯肉縁下プラーク)で検証
歯周病は歯周ポケット中の歯肉縁下プラークの細菌が原因となることから、乳酸菌LS1を服用することで歯肉縁下プラーク中の細菌に影響を与えるかを検証した。乳酸菌LS1を、1回1粒、1日3回服用してもらい(1日で乳酸菌LS1を2億摂取)、服用前、服用4週後、12週後、服用中止4週後に各種検査を行った。
歯肉縁下プラーク中の
P. gingivalis菌数の変化
乳酸菌LS1含有錠菓を服用すると、P. gingivalis菌数は4週後に約1/5に減少した。しかしLS1錠菓の服用を中止すると、服用開始前の菌数と同程度にまで上昇した。
歯肉縁下プラーク中の
L. salivarius菌数の変化
乳酸菌LS1服用開始後に歯肉縁下プラーク中のL. salivarius菌数は上昇したことから、乳酸菌LS1は歯周ポケット中に移行して存在していることが確認された。しかし服用を中止すると80%の被験者でL. salivariusは消失した。
乳酸菌LS1は歯肉縁下プラークで
歯周病菌P. gingivalisを
減少させる
臨床試験の結果、乳酸菌LS1錠菓を服用すると歯肉縁下プラーク中のL. salivarius菌数が増加してP. gingivalis菌数が減少したことから、乳酸菌LS1は歯肉縁下プラークでP. gingivalis菌数を抑制する働きを持つことが示された。また、乳酸菌LS1の服用を中止すると抑制効果がなくなることから、継続して服用することが重要であることが示された。