乳酸菌LS1(エル・エス・ワン)の研究技術情報

乳酸菌LS1(エル・エス・ワン)は
湖池屋の特許技術により製剤化したものです

始めましょう 歯磨きプラス乳酸菌

高まるオーラルケアの重要性

冒頭で述べたように、歯周病と虫歯は歯科領域の二大疾患であり、口臭もまた社会的に関心の高い課題である。とくに歯周病については、30歳代後半以降、約8割の人が罹患しているという結果も出ており、効果的な治療法が確立されないまま、患者数は年々、増加していると言われている。

歯周病と虫歯罹患率

新しいオーラルケアの提案

歯周病や虫歯、口臭予防を目的として、口腔内のプラークに対して行うアプローチを「プラークコントロール」という。口腔内細菌の塊であるプラークそのものを取り除けば、プラーク中の歯周病菌や虫歯菌も同時に除去されることになるため、結果として歯周病や虫歯が予防できるというものである。一般にセルフケアでは、比較的浅い部分(歯肉縁上)、右図の示すゾーン1のプラークしか除去できないと考えられている。これまでは、このプラークに対して、歯ブラシや歯間ブラシなどによる、プラークの物理的除去が推奨されてきた。一方、これまでに述べてきた乳酸菌LS1の効果は、この従来型のプラークコントロールに加え、プロバイオティクスを利用した新しいプラークコントロールの可能性を示すものである。そして口腔内で活性化して効果を発揮する乳酸菌LS1は、口腔内プロバイオティクスとしても非常に優れていると言えるだろう。ブラッシングによるプラークの物理的除去の重要性は言うまでもないが、乳酸菌LS1によるプラークコントロールを併用することにより、歯周病、虫歯、口臭などに対するトータルマウスケアがより効果的に行うことができるものと期待している。

歯周病及び虫歯の原因菌